モデルの詳細情報
初代スターレット(P40系/P50系:1973年-1978年)
トヨタの小型乗用車として登場したスターレット。パブリカの後継モデルとして開発され、当時としては珍しいFF方式を採用。1000cc/1200ccエンジンを搭載し、経済性と実用性を両立させた。
2代目スターレット(P60系:1978年-1984年)
角型のモダンなデザインに一新。3ドアと5ドアハッチバックをラインナップし、スポーティなターボS仕様も追加された。燃費性能も向上し、大ヒットモデルとなった。
3代目スターレット(P70系:1984年-1989年)
丸みを帯びたエアロダイナミクスデザインを採用。高性能モデル「ターボS」は最高出力115PSを発揮し、ホットハッチとして人気を博した。内装の質感も大幅に向上。
4代目スターレット(P80系:1989年-1995年)
スポーティさを強調したスタイリングに進化。GTターボが追加され、最高出力133PSのパワフルな走りを実現。安全装備も充実し、ABS等を標準装備したグレードも設定。
5代目スターレット(P90系:1995年-1999年)
最後のスターレットとなった5代目は、丸みを帯びたデザインで女性ユーザーにも好評。1300ccエンジンを主力に据え、低燃費と扱いやすさを追求。衝突安全性も大幅に向上し、エアバッグを標準装備。
スターレットは26年の歴史の中で、コンパクトカーの先駆けとして、また手頃な価格で運転の楽しさを提供するモデルとして、多くのファンを魅了した。特に2代目から4代目までのターボモデルは、手軽なスポーツカーとして高い評価を得た。1999年のモデル終了後は、ヴィッツ(現ヤリス)にその精神が引き継がれている。