モデルの詳細情報
初代スプリンター(E10型:1968年-1973年)
カローラの姉妹車として登場。カローラがファミリーカーとしての性格が強かったのに対し、スプリンターはよりスポーティな性格付けがなされました。フロントグリルやテールランプのデザインなどでカローラとの差別化が図られ、エンジンも1100cc、1200ccのK型エンジンを搭載。
2代目スプリンター(E20型:1973年-1979年)
より洗練されたスタイリングへと進化。2ドアハードトップが追加され、スポーティなイメージがさらに強化されました。1600ccエンジンの設定も行われ、高性能グレード「トレノ」が登場。モータースポーツでの活躍も目立ちました。
3代目スプリンター(E70型:1979年-1983年)
角張ったデザインへと変更され、空力性能の向上が図られました。FF(前輪駆動)への移行期でしたが、スプリンターは伝統的なFR(後輪駆動)を維持。スポーツモデル「トレノ」は、AE86型として後のドリフト文化に大きな影響を与えることになります。
4代目スプリンター(E80型:1983年-1987年)
カローラと同様にFFプラットフォームへ移行。ただし、スポーツモデルのスプリンタートレノ(AE86)のみFRを継続。1.5L〜1.6Lのエンジンラインナップで、ツインカム16バルブエンジンを搭載したグレードも設定されました。
5代目スプリンター(E90型:1987年-1991年)
丸みを帯びたエアロダイナミクスデザインを採用。全車FFとなり、4輪独立懸架を採用することで走行性能が向上。4A-GEエンジンを搭載したスポーツグレード「GT-Z」が人気を集めました。
6代目スプリンター(E100型:1991年-1995年)
さらに洗練されたデザインへと進化。安全性能の向上が図られ、運転席・助手席エアバッグやABSの設定も充実。4ドアハードトップの「スプリンターマリノ」も展開されました。
最終型スプリンター(E110型:1995年-2000年)
カローラとの統合を前に最後のモデルチェンジを実施。環境性能と安全性能の向上に重点が置かれ、衝突安全性能も大幅に向上。2000年をもってカローラに統合され、スプリンターの32年の歴史に幕を下ろしました。
スプリンターは、特にAE86型に代表されるスポーツモデルの人気が高く、日本の自動車文化に大きな影響を与えました。カローラの兄弟車でありながら、独自の個性を持つモデルとして多くのファンを魅了し続けました。
スプリンター初代(E10型:1968年-1973年)
カローラの姉妹車として登場したスプリンター。カローラがファミリーカーとしての性格が強かったのに対し、スプリンターはよりスポーティな性格付けがなされました。初代モデルは1.1L(K型)エンジンを搭載し、その後1.2L(3K型)エンジンも追加されました。
2代目(E20型:1970年-1978年)
スタイリッシュなハードトップクーペが追加され、より洗練されたデザインに進化。1.4L(T型)、1.6L(2T型)エンジンが搭載され、性能面でも大きく向上しました。特にスプリンター1600は、当時の若者に人気を博しました。
3代目(E70型:1979年-1983年)
角型4灯ヘッドライトを採用し、より現代的なデザインへと進化。FF化されたカローラに対し、スプリンターはFRを維持。1.8L(3T型)エンジンを搭載したGT仕様は、スポーツセダンとして高い評価を得ました。
4代目(AE80型:1983年-1987年)
カローラ同様にFFへと駆動方式を変更。空力性能を重視したデザインを採用し、燃費性能が大幅に向上。1.5L(3A型)、1.6L(4A型)エンジンを搭載し、特に4A-GEエンジンを搭載したGT-APEXは、高性能スポーツモデルとして注目を集めました。
5代目(AE90型:1987年-1991年)
丸みを帯びたエアロダイナミクスデザインを採用。4輪ディスクブレーキやABS、4WDモデルなど、先進装備を積極採用。4A-GEエンジン搭載車は、さらなる性能向上を果たしました。
最終6代目(AE100型:1991年-2002年)
カローラとの差別化を図り、より高級感のあるデザインを採用。4A-GEエンジンは20バルブ化され、最高出力165PSを発揮。1995年のマイナーチェンジでは、スプリンターマリノへと改名。2002年、34年の歴史に幕を下ろしました。