トヨタ スペイド
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初代スペイド（2012年-2020年）

トヨタ スペイドは、2012年7月に発売されたコンパクトカーです。ポルテのスポーティバージョンとして位置づけられ、主に若年層をターゲットにした商品設計がなされました。 外観デザインは、フロントグリルやヘッドライト周りにクロームメッキを採用し、スポーティな印象を演出。サイドビューでは、リアドアのハンドルを後部に配置することで、クーペライクなスタイリングを実現しています。 パワートレインは、1.5L（1NZ-FE）と1.3L（1NR-FE）の2種類のガソリンエンジンを設定。トランスミッションはSuper CVT-iを採用し、燃費性能と走行性能を両立させました。駆動方式はFFと4WDを用意。

グレード展開

グレードは、ベーシックな「F」、上級装備が充実した「G」、スポーティな「RS」の3種類を設定。特にRSグレードでは専用エアロパーツやアルミホイール、スポーツシート等を装備し、よりスポーティな走りを楽しめる仕様となっています。

安全装備と快適装備

安全面では、VSC（車両安定制御システム）やTRC（トラクションコントロール）を標準装備。また、衝突安全ボディGOAの採用により、高い衝突安全性能を確保しています。 快適装備では、スマートエントリー＆スタートシステムやオートエアコン、ナビ連動バックガイドモニターなどを設定。実用性と利便性を両立させています。

マイナーチェンジ（2015年）

2015年4月のマイナーチェンジでは、フロントマスクのデザインを刷新し、より精悍な表情へと進化。また、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense C」を採用し、予防安全性能が大幅に向上しました。 内装では、新色の採用や一部の装備の充実化を図り、より質感の高い室内空間を実現。燃費性能も改善され、JC08モード燃費は最大24.4km/Lを達成しています。 2020年12月に生産終了となるまで、コンパクトカーセグメントにおいて、実用性とスポーティさを兼ね備えたモデルとして、多くのユーザーから支持を得ました。