モデルの詳細情報
初代センチュリー(1967年-1997年)
トヨタが1967年に発売した最高級車。当時の日本を代表する企業経営者や政府高官などをターゲットに開発された。V型8気筒3.0L エンジンを搭載し、後に4.0Lへと排気量を拡大。外観デザインは、アメリカの高級車を意識しながらも日本的な品格を備えた独自のスタイルを確立。30年という長期にわたって生産された。
2代目センチュリー(1997年-2017年)
1997年にフルモデルチェンジ。日本の最高級車として、さらなる高級感と品質の向上を図った。最大の特徴は、V型12気筒5.0Lエンジン(型式:1GZ-FE)の搭載。日本車として初めての量産V12エンジンとなった。外装は初代モデルの伝統的なデザインを継承しながら、より威厳のある風格を実現。内装には最高級の本革や木目調パネルを贅沢に使用。また、リアシートには電動オットマンやマッサージ機能を装備し、VIP送迎用として完成度の高い仕様となった。
3代目センチュリー(2018年-現在)
21年ぶりのフルモデルチェンジで、伝統と革新を両立した最新モデル。パワートレインは、V型8気筒5.0Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。環境性能と静粛性を高次元で実現。外装デザインは、初代からの伝統的なデザインコードを継承しながら、よりモダンな印象を加えた。フロントグリルには日本の伝統工芸である七宝をモチーフにしたデザインを採用。内装は最高級ウールファブリックを標準装備とし、本革シートもオプション設定。職人による手作業の部分を残しながら、最新の安全装備や快適装備を搭載することで、現代における日本の最高級車として進化を遂げている。
各世代を通じて、日本の職人技と最新技術の融合、そして「日本らしさ」を追求した最高級車として、その存在感を示し続けている。特に皇室御料車としても採用されており、日本を代表する最高級車としての地位を確立している。