モデルの詳細情報
初代モデル(1977-1980)
トヨタ・マークIIのハードトップセダン版として登場したチェイサー。初代モデルはX30/40型で、4気筒および直6エンジンをラインナップ。高級スポーティセダンとして、マークIIとは異なる個性を打ち出しました。
2代目(1980-1984)
X60型として生まれ変わった2代目は、角張ったデザインを採用。2000GT TWINTURBOなど、スポーティグレードの充実により、パフォーマンスモデルとしての性格を強めました。
3代目(1984-1988)
X70型となる3代目は、空力性能を重視したスタイリングへと進化。ツインカムエンジンの採用やAVSS(車高調整機構)の搭載など、先進技術を積極導入しました。
4代目(1988-1992)
X80型の4代目は、直6ツインターボエンジンを搭載した「ツアラーV」を設定。スポーツセダンとしての魅力を一層高め、若者からの支持を集めました。
5代目(1992-1996)
X90型となる5代目では、1JZ-GTEエンジンを搭載したツアラーVが人気を博しました。4WDモデルも追加され、ラインナップを拡充。高性能セダンとしての地位を確立しました。
最終6代目(1996-2001)
JZX100型として登場した最終型は、先代の特徴を継承しながら、さらなる熟成を遂げました。特にツアラーVは、280馬力を誇る1JZ-GTEエンジンと卓越したハンドリング性能により、ドリフトシーンでも人気を博しました。
チェイサーは、スポーティな走りと高級感を両立させた4ドアセダンとして、24年の歴史を刻みました。特に後期モデルは、高性能直6ターボエンジンと後輪駆動による運動性能の高さから、チューニングベースとしても高い人気を誇りました。2001年の生産終了後も、その名は日本の自動車文化に大きな影響を残しています。