ナディア L(2003年式)の統計情報
最小価格: 5 万円 (走行距離: 11.0万km)
最大価格: 7 万円 (走行距離: 11.0万km)
平均価格: 6.0 万円 (平均走行距離: 11.0万km)
モデルの詳細情報
初代ナディア(1998年-2003年)
トヨタ ナディアは、1998年に発売されたミドルクラスのミニバンです。5ドアステーションワゴンをベースに、ミニバンとしての機能性を持たせた車両として開発されました。エンジンは2.0L直4(1AZ-FSE)と3.0L V6(1MZ-FE)の2種類が設定され、トランスミッションはCVTまたは4速オートマチックが採用されました。
主要グレード展開
基本グレードのTypeAからハイグレードのTypeSUまで、幅広いラインナップが用意されました。特にTypeSUは、スポーティな外装とレザーシート、専用サスペンションなど上質な装備が与えられました。2WDと4WDの選択が可能で、実用性と快適性を両立させた設計となっています。
マイナーチェンジ(2001年)
2001年8月にマイナーチェンジを実施。フロントグリルやヘッドライトのデザインが変更され、より洗練された外観となりました。内装も一部改良され、オーディオシステムの充実や、安全装備の強化などが図られました。
特徴的な装備
当時としては先進的な装備として、DVDナビゲーションシステム、後席用のフリップダウンモニター、オートエアコンなどが採用されました。また、サードシートを跳ね上げることで広大なラゲッジスペースを確保できる実用的な設計も特徴でした。
生産終了
2003年8月に生産終了。トヨタのミニバンラインナップの再編により、後継モデルは設定されませんでした。約5年の販売期間で、ミドルクラスミニバンとして一定の支持を得ましたが、同じトヨタブランドのイプサムやウィッシュなどとの競合もあり、独自の位置づけを確立することは難しかったとされています。
ナディアは、ステーションワゴンとミニバンの特徴を融合させた先進的なコンセプトを持つモデルでしたが、1モデルのみで終了。しかし、その後のクロスオーバーSUVの先駆け的な存在として、自動車史上で重要な意味を持つモデルとなりました。