モデルの詳細情報
初代ポルテ（2004年-2012年）
2004年7月に発売された初代ポルテは、コンパクトカーでありながら広い室内空間と使い勝手の良さを特徴とした5ドアハッチバックです。特筆すべき特徴は、助手席側に設置された大開口のスライドドアで、乗り降りの利便性を大きく向上させました。
エンジンは1.3L（2NZ-FE）と1.5L（1NZ-FE）の2種類を設定。駆動方式はFFと4WDを用意し、トランスミッションはスーパーCVT-iを採用しました。
2代目ポルテ（2012年-2020年）
2012年7月にフルモデルチェンジを実施。初代の特徴である助手席側スライドドアを継承しつつ、よりスタイリッシュなデザインへと進化しました。姉妹車としてスペイドも同時発売されました。
パワートレインは1.3L（1NR-FE）と1.5L（1NZ-FE）エンジンを搭載。CVTとの組み合わせで低燃費を実現し、特に1.5L搭載車には「Stop & Start System」を標準装備し、環境性能を向上させました。
安全装備面では、VSC（車両安定制御システム）やTRC（トラクションコントロール）を全車標準装備。2015年のマイナーチェンジでは、Toyota Safety Senseを採用し、予防安全性能を強化しました。
特別仕様車
販売期間中、数々の特別仕様車が発売されました。代表的なものには以下があります：
- F "Chambre"（シャンブル）：インテリアに上質な装飾を施した特別仕様車
- G "PLUS"：メッキパーツの追加や専用内装で質感を向上させた特別仕様車
- F "Holiday"：アウトドアテイストを強調した特別仕様車
生産終了
2020年12月をもって生産終了となりました。コンパクトカー市場の変化や、SUVの人気上昇により、後継モデルは設定されていません。約16年にわたり、実用的で使い勝手の良い車として、特に子育て世代から支持を得続けた車種でした。