トヨタ マークIIクオリス
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マークIIクオリスの概要

トヨタ マークIIクオリスは、1992年から1997年まで生産された中型ステーションワゴンです。マークIIセダンをベースに開発され、実用性と高級感を兼ね備えたモデルとして展開されました。

初代モデル（1992年-1997年）

1992年に発売された初代マークIIクオリスは、当時のマークIIセダン（X80系）をベースに開発されました。ボディスタイルはステーションワゴンで、広い荷室スペースと高級感のある室内を特徴としていました。 エンジンラインナップは、 ・2.0L 1G-FE型直列6気筒エンジン ・2.5L 1JZ-GE型直列6気筒エンジン が設定され、上級グレードには当時としては先進的な装備も採用されました。

特徴的な装備と仕様

高級ステーションワゴンとしての位置づけを反映し、以下のような装備が用意されました： ・本革シート（上級グレード） ・電動サンルーフ ・マルチビジョン（カーナビゲーション） ・オートエアコン ・パワーシート また、4WDモデルも設定され、実用性の高いステーションワゴンとして好評を博しました。

最終モデル

1996年にマイナーチェンジを実施し、フロントグリルやバンパーのデザインが変更されました。しかし1997年をもって生産終了となり、後継モデルとしてマークIIブリットが2002年に登場することとなります。 マークIIクオリスは、セダンベースの高級ステーションワゴンという独自のポジションを確立し、比較的短い生産期間ながら、マークIIシリーズの中で特別な存在として記憶されています。実用性と高級感を両立させた車両として、現在でも根強い人気を誇っています。