モデルの詳細情報
初代モデル (1982-1991)
1982年に登場したマスターエースサーフは、ハイエースをベースに開発された8人乗りワゴンです。当時のワゴン車には珍しかった4WDモデルをラインナップし、アウトドアユースに適した仕様が特徴でした。エンジンは2.0L ガソリンと2.2L ディーゼルを設定。内装は乗用車感覚の快適性を追求し、キャプテンシートやリクライニング機能付きシートを採用しました。
2代目モデル (1991-2002)
1991年にフルモデルチェンジを実施。ボディサイズを拡大し、より快適な室内空間を実現しました。エンジンは2.0L/2.4L ガソリンと2.2L/3.0L ディーゼルをラインナップ。サスペンションは4輪独立懸架方式を採用し、乗り心地を大幅に向上。また、ABS、デュアルエアバッグなどの安全装備も充実させました。
特筆すべき装備として、リアシートを前後にスライドできる「スーパーロングスライドシート」や、リアシートを対面に配置できる「コンバーチブルシート」を採用。多目的な使用に対応できる室内アレンジが可能となりました。
2002年8月に生産終了となるまで、日本のファミリーカー市場で重要な位置を占め続けました。後継モデルとしては、アルファードとノアが事実上の後継車種となっています。マスターエースサーフは、ミニバン黎明期における先駆的な存在として、トヨタのミニバン開発の礎を築いた車種として評価されています。