トヨタ ラクティス
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初代ラクティス（2005年-2010年）

2005年10月に発売された初代ラクティスは、コンパクトカーでありながら室内の広さと使い勝手の良さを追求したモデルとして登場しました。高さを活かした室内空間と、リヤシートのスライド機能により、多様な乗員・荷物のレイアウトが可能となりました。 エンジンは1.3L（2SZ-FE）と1.5L（1NZ-FE）のガソリンエンジンを搭載。CVTとの組み合わせで、低燃費と滑らかな走りを実現しました。また、4WDモデルもラインナップされ、幅広いニーズに対応しました。

2代目ラクティス（2010年-2016年）

2010年11月にフルモデルチェンジを実施。デザインは先代よりもシャープで都会的な印象となり、空力性能も向上しました。室内は引き続き広さを確保しながら、より質感の高い仕上げとなりました。 パワートレインは1.3L（1NR-FE）と1.5L（1NZ-FE）のガソリンエンジンを採用。新開発の1.3Lエンジンと新型CVTの組み合わせにより、燃費性能が大幅に向上。JC08モード燃費で21.0km/Lを達成しました。 安全面では、VSC（車両安定制御システム）とTRC（トラクションコントロール）を全車に標準装備。また、衝突安全ボディGOAの採用により、安全性能も向上しました。 2012年には一部改良を実施し、フロントマスクのデザイン変更や、スマートエントリー＆スタートシステムの採用など、装備の充実が図られました。 2016年9月に生産終了となるまで、実用性の高いコンパクトカーとして、特に子育て世代を中心に支持を集めました。全体を通して、コンパクトながら使い勝手の良さと低燃費性能を両立させた車両として、トヨタのコンパクトカーラインナップの中で重要な位置を占めていました。