初代レジアス(1999年-2002年)
1999年8月に発売された初代レジアスは、ハイエースをベースに高級化を図ったワンボックスバンとして登場しました。外装デザインはハイエースと共通でしたが、フロントグリルやバンパー、ホイールなどに専用デザインを採用。室内は高級感のある内装材を使用し、快適性を重視した仕様となっています。
レジアスエース(2004年-現在)
2004年8月、ハイエースのフルモデルチェンジに伴い、レジアスはレジアスエースとして生まれ変わりました。従来のレジアスよりも商用車としての性格を強め、ハイエースとの差別化を図りながらも実用性を重視した設計となっています。
主な特徴として:
- 2.5L/3.0Lディーゼルエンジンの設定
- 2WD/4WDの選択が可能
- スーパーロングボディの設定
- 最大積載量は1000kg~1250kg
- ハイエースよりも高級感のある内装仕上げ
レジアスエース 改良モデル(2013年-)
2013年12月にはビッグマイナーチェンジを実施。安全装備の充実化や、より洗練されたデザインへと進化を遂げました。主な変更点は以下の通りです:
- フロントデザインの刷新
- LEDヘッドランプの採用
- 衝突被害軽減ブレーキの搭載
- 車両安定性制御システム(VSC)の標準装備化
- インテリアの質感向上
現行レジアスエース(2020年-)
2020年5月のマイナーチェンジでは、さらなる安全性能の向上と快適性の改善が図られました。Toyota Safety Senseの採用により、予防安全性能が大幅に向上。また、ディーゼルエンジンは排出ガス規制に対応しながら、パワーと環境性能の両立を実現しています。
商用車でありながら、乗用車感覚の快適な乗り心地と高い実用性を両立させた車両として、ビジネスユースを中心に幅広い用途で活用されています。特に輸送業務や建設業界などで重宝されており、トヨタの商用車を代表するモデルの一つとして確固たる地位を築いています。