トヨタ ＦＪクルーザー
ブラックカラーパッケージ 4万km台の買取価格情報

FJクルーザー（2006年-2023年）

FJクルーザーは、トヨタが2006年から2023年まで生産した本格的なSUVです。デザインは1960年代のランドクルーザーFJ40をモチーフとしており、レトロモダンなスタイリングが特徴です。北米市場で2006年に先行発売され、日本では2010年12月から導入されました。

パワートレイン

北米仕様では4.0L V6エンジン（1GR-FE型）を搭載し、最高出力は260馬力を発揮。日本仕様も同じ4.0L V6エンジンを採用し、最高出力278PS、最大トルク380N・mを実現しました。トランスミッションは5速オートマチックが組み合わされ、パートタイム4WDシステムを採用しています。

車両特徴

ボディ構造は、プラドと同じラダーフレーム式を採用。優れたオフロード性能を実現するため、最低地上高が245mmあり、アプローチアングル34度、デパーチャーアングル31度という本格的な数値を誇ります。また、リアドアはバックドア側にヒンジがある「跳ね上げ式」を採用し、独特な開閉方式となっています。

特別仕様車

日本市場では、ファイナルエディション（2023年）やトレイルチームズ特別仕様車（2017年）など、複数の特別仕様車が展開されました。特にファイナルエディションは、生産終了を記念した特別モデルとして注目を集めました。

生産終了

2023年、17年にわたる生産の歴史に幕を下ろしました。最後まで根強い人気を保ち続け、特に北米市場では年間2万台以上の販売を維持。オフロード性能と独特なデザインを持つSUVとして、カルト的な人気を獲得しました。生産終了後も高い中古車価格を維持しており、コレクターズアイテムとしての価値も高まっています。