初代SAI(2009年-2017年)
トヨタSAIは、2009年12月に発売された高級ハイブリッドセダンです。レクサスHSをベースに開発され、トヨタブランドとして展開されました。車名の「SAI」は、才能や可能性を意味する「才」に由来しています。
パワートレインには2.4リッターの直列4気筒エンジン(2AZ-FXE型)とモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを採用。システム最高出力は187馬力を発生し、JC08モード燃費は23.4km/Lを実現しました。
マイナーチェンジ(2013年)
2013年8月にマイナーチェンジを実施。フロントマスクを中心にエクステリアデザインを刷新し、より洗練された印象となりました。インテリアでは、高級感のある新色の内装色や新デザインのシート表皮を採用。また、衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense P」を設定するなど、安全装備も充実させました。
特徴と装備
SAIは環境性能だけでなく、快適性も重視して開発されました。室内には高品質な素材を使用し、防音・遮音性能も高めることで上質な走行環境を実現。また、LEDヘッドランプやオートエアコン、大型ナビゲーションシステムなど、充実した装備を標準搭載しました。
生産終了
SAIは2017年12月に生産終了となりました。同クラスのハイブリッド車としてはカムリハイブリッドが後継モデルとなり、SAIの環境技術や快適性は次世代モデルに引き継がれています。約8年の販売期間で、トヨタの高級ハイブリッドセダンとして、環境性能と快適性を両立したモデルとして評価されました。