モデルの詳細情報
クロスロードの概要
クロスロードは、ホンダが2007年2月から2010年8月まで販売していたクロスオーバーSUVです。ストリームをベースに開発され、3列シートを備えた7人乗りのコンパクトSUVとして展開されました。
初代モデル(2007年-2010年)
クロスロードは、ホンダのグローバルスモールプラットフォームを採用し、ストリームと同じ生産ラインで製造されました。エクステリアは、SUVらしい力強さと都会的なスタイリングを融合させたデザインを採用。フロントグリルやバンパー、サイドシルなどにSUVテイストを取り入れています。
パワートレインは、2.0L i-VTECエンジン(R20A型)を搭載し、最高出力150PS、最大トルク19.4kg・mを発生。変速機は5速オートマチックトランスミッションを採用し、前輪駆動(FF)と4輪駆動(4WD)の2タイプをラインナップしました。
装備・特徴
室内は3列シートを採用し、2列目は6:4分割可倒式、3列目は5:5分割可倒式となっています。2列目シートは前後スライド機構を備え、3列目へのアクセスを容易にしました。
グレード展開は、18X、20X、iL、ZLの4グレード。上級グレードには、HIDヘッドライトやクルーズコントロール、本革シートなどの高級装備を設定しました。
特別仕様車
販売期間中、以下の特別仕様車が設定されました:
- 20X特別仕様車 Advanced Style(2008年)
- 20X特別仕様車 Exclusive Package(2009年)
生産終了
2010年8月に生産・販売を終了。後継モデルは設定されませんでしたが、実質的な後継車種として、ヴェゼルやBR-Vなどのコンパクトクロスオーバーが、クロスロードの市場セグメントを継承することとなりました。
クロスロードは、コンパクトなボディサイズながら7人乗りという実用性と、SUVらしい力強さを併せ持つモデルとして、都市部での使用を意識した先進的なクロスオーバーSUVでした。