マツダ アテンザスポーツ
買取相場・中古車の査定実績

初代モデル (GG系: 2002年-2008年)

アテンザスポーツは、2002年5月にマツダが発売したミッドサイズスポーツセダンです。セダンやワゴンと同時に展開され、5ドアハッチバックのスポーツモデルとして位置づけられました。スタイリッシュなデザインと優れた走行性能を両立し、欧州車に匹敵する高い運動性能を実現しました。 エンジンラインナップは、2.0L直4エンジン(LF-VE型)と2.3L直4エンジン(L3-VE型)を設定。特に2.3Lエンジンは最高出力166PSを発揮し、スポーティな走りを提供しました。トランスミッションは5速MTと4速ATから選択可能でした。

2代目モデル (GH系: 2008年-2012年)

2008年1月にフルモデルチェンジを実施。「Zoom-Zoom」の進化形として、より洗練されたデザインと高い環境性能を実現しました。ボディサイズは先代より全長・全幅ともに拡大され、室内空間も広くなりました。 パワートレインは、2.0L直4エンジン(LF-VE型)と2.5L直4エンジン(L5-VE型)を搭載。2.5Lエンジンは最高出力170PSを発揮し、低燃費と力強い走りを両立。トランスミッションは6速MTと5速ATをラインナップしました。

生産終了と後継モデル

2012年をもってアテンザスポーツは生産終了となりました。後継モデルとなる3代目アテンザ(GJ系)では、5ドアハッチバックのスポーツは設定されず、セダンとワゴンのみのラインナップとなりました。 アテンザスポーツは、その存在期間中、マツダのスポーティセダンとしての先駆的な役割を果たし、欧州車に負けない走行性能と実用性を兼ね備えたモデルとして、多くのファンから支持を得ました。特に初代モデルは、当時のマツダデザインの方向性を示す重要なモデルとなり、その後のマツダ車のデザイン哲学に大きな影響を与えました。