モデルの詳細情報
初代モデル (1995年-2005年)
マツダ ボンゴフレンディは1995年6月に発売された8人乗りミニバンです。ベースとなったボンゴバンをベースに、乗用車としての快適性を高めた車種として開発されました。2.0L及び2.5Lガソリンエンジン、2.5Lディーゼルターボエンジンをラインナップし、駆動方式は2WDと4WDを用意。
外観デザインは、大型のガラスエリアと流麗なボディラインを特徴とし、当時としては先進的なスタイリングを採用。室内は3列シートで、2列目以降は可倒式となっており、多目的な使用が可能でした。
主要なマイナーチェンジ
1997年5月には、2.0Lガソリンエンジンの改良や、インテリアの質感向上などが実施されました。1999年6月には、フロントグリルのデザイン変更や、安全装備の充実化が図られ、運転席・助手席デュアルエアバッグが全車標準装備となりました。
2001年には、排出ガス規制対応や燃費向上のためのエンジン改良が実施され、特に2.0Lガソリンエンジンは大幅な改良が加えられました。
特別仕様車
販売期間中、数々の特別仕様車が設定されました。代表的なものとして、上級装備をパッケージングした「リミテッド」や、スポーティな外観の「アスリート」などがありました。
生産終了
2005年8月に生産終了となりました。10年に渡る販売期間中、実用性の高さと手頃な価格帯が好評を博し、ファミリーユーザーを中心に支持を集めました。後継モデルは設定されず、マツダのミニバンラインナップはMPVとプレマシーに集約されることとなりました。
主な特徴と評価
- 広々とした室内空間と使い勝手の良さ
- 2.5Lディーゼルターボエンジンの力強い走り
- 4WDモデルによる高い実用性
- 商用車ベースながら乗用車感覚の乗り心地
- メンテナンス性の良さと耐久性の高さ
ボンゴフレンディは、商用車ベースながら乗用車としての快適性を備えた実用的なミニバンとして、独自のポジションを確立しました。現在でも中古車市場では根強い人気を保っています。