モデルの詳細情報
初代モデル(2002年-2007年)
トヨタ イストは2002年5月に発売された5ドアハッチバック。プラッツのハッチバックバージョンとして開発され、若者向けのスタイリッシュなデザインが特徴でした。エンジンは1.3L(2NZ-FE)と1.5L(1NZ-FE)のガソリンエンジンを搭載。トランスミッションはCVTを採用し、FFと4WDが選択可能でした。
インテリアは独特の中央メーター配置を採用し、斬新なデザインで注目を集めました。また、使い勝手の良い室内空間と荷室容量も評価されました。
2代目モデル(2007年-2016年)
2007年7月にフルモデルチェンジを実施。プラットフォームをヴィッツと共通化し、よりスポーティな外観デザインへと進化しました。エンジンラインナップは初代同様、1.3Lと1.5Lを継続して設定。
特筆すべき点として、トヨタの衝突安全ボディGOAを採用し、VSC(車両安定制御システム)やTRC(トラクションコントロール)を全車標準装備。安全性能が大幅に向上しました。
インテリアは中央メーターを継承しながらも、より洗練されたデザインへと進化。上級グレードには本革巻きステアリングやスマートエントリー&スタートシステムなど、充実した装備が用意されました。
最終モデル(2016年)
2016年4月に生産終了を迎えるまで、マイナーチェンジを重ねながら販売を継続。後継モデルは設定されず、実質的にC-HRがその役割を引き継ぐ形となりました。
イストは14年にわたる販売期間中、コンパクトながら使い勝手の良さと個性的なデザインで、特に若年層から支持を得ました。また、実用性と先進性を両立させた車両として、トヨタのコンパクトカー史に重要な足跡を残しています。