モデルの詳細情報
初代ランサー (1973-1979)
1973年に登場した初代ランサーは、当時の三菱自動車の主力コンパクトカーとして発売されました。1.2L〜1.6Lのエンジンをラインナップし、セダンとバンのボディタイプを展開。特にGSRグレードは、高性能モデルとしてモータースポーツでも活躍しました。
2代目ランサー (1979-1987)
2代目モデルではデザインを一新し、より近代的なスタイリングを採用。EXグレードでは1.8Lターボエンジンを搭載し、スポーティな走りを実現。また、4WDモデルも追加され、ラリー競技での実績を重ねていきました。
3代目ランサー (1988-1995)
空力性能を重視したデザインに進化し、エボリューションの前身となるGSRが登場。2.0Lターボエンジンと4WDシステムを組み合わせ、高い走行性能を実現しました。この世代からWRCでの活躍も本格化しました。
4代目以降のランサー (1995-2017)
4代目以降、ランサーエボリューションシリーズが本格展開。特にエボリューションIV〜IXまでは、WRCでの活躍と相まって世界的な人気を獲得。2.0L直4ターボエンジンと洗練された4WDシステムにより、高性能スポーツセダンとして確固たる地位を築きました。
ランサーエボリューションX (2007-2016)
最後のエボリューションモデルとなったXは、2.0L MIVECターボエンジンを搭載し、S-AWC(スーパーオールホイールコントロール)による優れた運動性能を実現。ファイナルエディションまで、スポーツセダンの代名詞として世界中のモータースポーツファンを魅了し続けました。
ランサーの遺産
44年の歴史を持つランサーは、特にエボリューションシリーズを通じて、三菱自動車の技術力と挑戦する姿勢を世界に示しました。WRCでの数々の勝利と、市販車での高い性能により、日本を代表するスポーツセダンとして不朽の名声を残しています。現在は生産終了していますが、その影響力は現代の自動車開発にも色濃く残っています。