モデルの詳細情報
初代モデル(V10型:1991年-1996年)
トヨタ ウィンダムは1991年7月に発売された高級セダンです。キャンブリー/プロミナードのプラットフォームをベースに開発され、3.0L V6エンジン(3VZ-FE)を搭載した本格的な高級車として登場しました。当時としては先進的な装備を多数採用し、上質な乗り心地と静粛性を実現。外観デザインは丸みを帯びたエレガントなスタイルを特徴としていました。
2代目モデル(V20型:1996年-2001年)
1996年8月にフルモデルチェンジを実施。ボディサイズを拡大し、より高級感のある外観デザインへと進化。パワートレインは2.5L V6エンジン(2MZ-FE)と3.0L V6エンジン(1MZ-FE)をラインナップ。サスペンションやボディ剛性を見直し、乗り心地と操縦安定性を向上させました。また、VSC(車両安定制御システム)を採用するなど、安全装備も充実。
3代目モデル(V30型:2001年-2006年)
2001年8月に登場した最終モデル。プラットフォームを一新し、さらなる高級感と快適性を追求。パワートレインは3.0L V6エンジン(1MZ-FE)のみの設定となり、新開発の5速オートマチックトランスミッションと組み合わされました。デザインは直線基調のシャープな造形を採用し、より洗練された印象に。室内は高級感のある素材使いと静粛性の向上により、さらなる上質感を実現しました。
装備面では、レーダークルーズコントロールやプリクラッシュセーフティシステムなど、最新の安全装備を採用。また、DVDナビゲーションシステムやリヤシートエンターテイメントシステムなど、快適装備も充実させました。
2006年3月に生産終了となり、15年にわたる歴史に幕を下ろしました。北米市場ではレクサスES300/330として販売され、高い評価を得ていました。ウィンダムは、トヨタの高級車戦略における重要なモデルとして、日本の自動車産業の発展に貢献しました。