三菱 ディオン
買取相場・中古車の査定実績

初代モデル(CR系:1999年-2005年)

三菱自動車が1999年12月に発売を開始したミニバン。ランサーセディアをベースに開発され、3列シートを備えた7人乗りのコンパクトミニバンとして登場しました。エンジンは1.8L、2.0L、2.0Lの3種類が用意され、トランスミッションは4速ATとCVTから選択可能でした。 特徴的なのは、2列目シートが前後スライドするだけでなく、左右独立で前方に折りたたむことができる機構を採用。これにより、3列目へのアクセスが容易になり、荷室スペースの拡大も可能となりました。

2002年マイナーチェンジ

2002年1月にマイナーチェンジを実施。フロントグリルやヘッドライトのデザインを変更し、より洗練された外観となりました。内装も高級感が増し、安全装備も充実。サイドエアバッグやカーテンエアバッグをオプション設定するなど、安全性能も向上しました。

2004年マイナーチェンジ

2004年5月には2度目のマイナーチェンジを実施。外装では、フロントバンパーやグリルのデザインを変更。内装では、オーディオ周りのパネル形状を変更し、より使いやすさを追求しました。

特別仕様車

販売期間中、数々の特別仕様車が設定されました。「リミテッド」や「エクシード」などが登場し、専用装備や内外装の特別な仕上げにより、商品性を高めました。

生産終了

2005年12月に生産を終了。三菱自動車のミニバンラインナップは、グランディスやデリカD:5に引き継がれることとなりました。 ディオンは、コンパクトなボディサイズながら使い勝手の良い室内空間を確保し、都市部での扱いやすさと実用性を両立したモデルとして、多くのユーザーから支持を得ました。特に、2列目シートの使い勝手の良さや、燃費性能の良さは、同時期の競合車と比較しても優位性があったと評価されています。