モデルの詳細情報
初代モデル (1998年-2007年)
三菱自動車が1998年6月に発売を開始したパジェロイオは、パジェロジュニアの後継モデルとして登場しました。3ドアと5ドアのボディタイプを用意し、本格的なラダーフレーム構造と四輪駆動システムを採用。都市部での使用と本格的なオフロード走行の両立を目指したクロスオーバーSUVでした。
搭載エンジンは、1.8L(4G93)と2.0L(4G94)のガソリンエンジンを設定。トランスミッションは5速マニュアルと4速オートマチックから選択可能でした。四輪駆動システムには、パートタイム4WDとフルタイム4WDの2種類を用意しました。
主要モデルチェンジ
2000年5月にはマイナーチェンジを実施。フロントグリルやバンパーのデザインを変更し、内装も質感を向上。2.0L直噴ガソリンエンジン(4G94-GDI)を追加し、燃費性能と動力性能の向上を図りました。
2003年6月には2度目のマイナーチェンジを実施。エクステリアデザインを刷新し、インテリアの質感をさらに向上。安全装備も充実させ、ABSやデュアルエアバッグを全車標準装備としました。
特別仕様車
販売期間中、数多くの特別仕様車を展開。代表的なものには以下があります:
- DUKE(デューク):専用外装色とスポーティな内装を採用
- RITA(リタ):上質な内装と専用装備を搭載した特別仕様車
- X(クロス):オフロード志向を強めた仕様
生産終了
2007年1月に生産を終了。約9年の販売期間で、コンパクトSUVとしての新しい価値を市場に提示し、後継車種のRVRへとバトンを渡しました。パジェロイオは、本格的なオフロード性能と都市部での扱いやすさを両立させた先進的なモデルとして、SUV市場の発展に貢献しました。