モデルの詳細情報
パジェロジュニアの概要
1995年から2000年まで生産された三菱自動車のコンパクトSUVです。パジェロミニよりも一回り大きく、パジェロより一回り小さいサイズで、都市部での使用と軽快な走りを両立させた車両として開発されました。
初代モデル(1995年-1998年)
1995年に発売された初代モデルは、1.1Lの直4エンジン(4A31型)を搭載。4WDシステムには「イージーセレクト4WD」を採用し、2WD/4WD/4WDLの切り替えが可能でした。外観デザインは、当時のパジェロの特徴を継承しながらもコンパクトにまとめられ、都会的なテイストを加えた仕上がりとなっています。
後期モデル(1998年-2000年)
1998年のマイナーチェンジでは、フロントグリルやバンパーのデザインが変更され、より洗練された外観となりました。エンジンは1.1L(4A31型)に加えて、1.3L(4G13型)も設定。内装も質感が向上し、よりラグジュアリーな仕様となっています。
特別仕様車
生産期間中、以下のような特別仕様車が発売されました:
- フィールドマスター(1996年)
- エクシード(1997年)
- アクティブフィールド(1998年)
- リミテッド(1999年)
主要装備と特徴
- イージーセレクト4WDシステム
- パワーステアリング
- パワーウィンドウ
- 集中ドアロック
- 運転席エアバッグ(標準装備)
- ABSブレーキ(一部グレードに標準装備)
生産終了と後継モデル
2000年に生産終了。直接の後継モデルは設定されませんでしたが、のちのRVR等がサイズ的な後継車種として位置づけられています。パジェロジュニアは、コンパクトSUVの先駆け的存在として、日本の自動車市場に大きな影響を与えました。