初代WRX S4(2014年〜2021年)
2014年8月に登場した初代WRX S4は、スバルの4ドアスポーツセダンとして高い注目を集めました。従来のWRXをベースに、より上質で快適な乗り味を実現。2.0リッターの水平対向直噴ターボエンジンは、最高出力300PS、最大トルク400N・mを発揮し、スポーツドライビングと日常での扱いやすさを両立させました。
特徴的なのは、「S4」の名称が示す4つのS「Sports Performance」「Safety Performance」「Smart Driving」「Sophisticated Feel」というコンセプトを体現している点です。スポーツAWDシステムにより、高い運動性能と安定性を実現しています。
2代目WRX S4(2021年〜現行)
2021年に登場した2代目モデルは、スバルの新世代プラットフォーム「SGP(SUBARU GLOBAL PLATFORM)」を採用。ボディ剛性が大幅に向上し、より精確なハンドリングと快適な乗り心地を実現しています。パワーユニットは、新開発の2.4リッター水平対向直噴ターボエンジンを搭載し、最高出力275PS、最大トルク375N・mを発揮。
デザイン面では、ワイド&ローのプロポーションと、大型のグリルやホイールアーチにより、よりアグレッシブな外観となりました。室内は上質な素材使用と、大型の縦置き11.6インチセンターディスプレイを採用し、先進性と快適性を両立。また、運転支援システム「アイサイトX」を搭載し、安全性能も大幅に向上しています。
WRX S4は、スポーツセダンとしての性能と、実用的な4ドアボディ、最新の安全技術を組み合わせることで、スポーツドライビングの愉しさと日常での使いやすさを高次元で両立させた車両として、スバルのフラッグシップモデルとしての地位を確立しています。