トヨタ ヴァンガード
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初代モデル (2007年-2013年)

トヨタ ヴァンガードは、2007年8月に発売された中型SUVです。ハリアーの姉妹車として位置づけられ、RAV4をベースに開発されました。初代モデルは3列シートを標準装備し、7人乗りを実現。エクステリアデザインは、SUVらしい力強さと都会的な洗練さを両立させました。 パワートレインは、2.4L直列4気筒エンジン(2AZ-FE型)と3.5L V型6気筒エンジン(2GR-FE型)の2種類を設定。トランスミッションはスーパーインテリジェント6速オートマチックを採用し、FFまたは4WDを選択可能でした。

主要装備と特徴

安全装備として、VSC(車両安定制御システム)やTRC(トラクションコントロール)を標準装備。また、SRSエアバッグシステムやアクティブヘッドレストなど、当時としては先進的な安全機能を搭載しました。 インテリアは高級感のある仕上げを施し、運転席まわりの操作性と快適性を重視。大容量のラゲッジスペースと、分割可倒式の2列目・3列目シートにより、多彩なシートアレンジが可能でした。

マイナーチェンジ (2010年)

2010年2月にマイナーチェンジを実施。フロントグリルやバンパーのデザインを変更し、より洗練された外観となりました。内装も一部改良され、オーディオ機能の充実や、スマートエントリー＆スタートシステムの採用など、利便性が向上しました。

生産終了

2013年11月に生産終了。約6年の販売期間で、ハリアーとは異なる独自の個性を持つSUVとして、一定の支持を獲得しました。後継モデルは設定されず、同クラスのSUVとしてはハリアーに統合される形となりました。 ヴァンガードは、3列シートを標準装備した実用的なSUVとして、ファミリー層を中心に支持を集めました。高い走行性能と快適性を備えながら、実用性も兼ね備えた車両として、トヨタのSUVラインナップの中で独自の存在感を示しました。