ダイハツ ハイゼットトラック
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初代(S35/S36型) 1960-1966年

ダイハツ初の軽トラックとして1960年に登場。空冷2気筒356ccエンジンを搭載し、最高出力17PSを発揮。荷台の積載量は350kgで、当時の軽自動車規格に準拠したモデルでした。

2代目(S37型) 1966-1972年

1966年にフルモデルチェンジ。エンジンは空冷2気筒356ccを継続しながらも、出力は20PSにアップ。外観デザインは角型のモダンなスタイルとなり、快適性も向上しました。

3代目(S38/S40型) 1972-1977年

軽自動車の排気量規制が550ccに拡大されたことを受け、水冷2気筒550ccエンジンを搭載。最高出力28PSと大幅に向上し、走行性能が飛躍的に改善されました。

4代目(S60/S65型) 1977-1986年

より実用性を重視した設計となり、荷台の使い勝手が向上。エンジンは水冷2気筒550cc(30PS)を搭載し、4速MTに加えて3速ATもラインナップ。安全性能も強化されました。

5代目(S80/S82/S83型) 1986-1994年

軽自動車の全長規格が拡大されたことを活かし、より広い荷台スペースを確保。エンジンは550cc(31PS)から660cc(32PS)へと進化し、パワーと環境性能が向上しました。

6代目(S100/S110型) 1994-1999年

安全性能と快適性を大幅に向上させた設計を採用。660ccエンジンは40PSまで強化され、4WDモデルもラインナップ。エアコンやパワステなども標準装備となりました。

7代目(S200/S210型) 1999-2004年

キャビン設計を見直し、より快適な室内空間を実現。660ccエンジンは低燃費と環境性能を重視した設計となり、実用性と経済性を両立させました。

8代目(S500/S510型) 2004-2014年

安全性能をさらに強化し、ABS等の先進安全装備を採用。エンジンは低燃費と低排出ガスを実現する新設計となり、実用車としての完成度が向上しました。

9代目(S500/S510型) 2014年-現在

現行モデルは、先代の優れた実用性を継承しつつ、さらなる安全性と快適性の向上を実現。スマートアシストなどの先進安全装備を搭載し、軽トラックの新たな標準を確立しています。

第7世代 (S500/S510系：2014年〜現行)

2014年9月にフルモデルチェンジを実施。安全性能と実用性を両立させた新設計のフレームを採用し、衝突安全性能を大幅に向上。エクステリアは先代から一新され、大型のヘッドライトとグリルを組み合わせたモダンなデザインとなりました。 パワートレインは660cc直3エンジンを継続採用。燃費性能も向上し、2WDのMT車で21.2km/Lを実現しています。また2017年には一部グレードにスマートアシストⅢtを搭載し、衝突回避支援システムや誤発進抑制制御機能などの先進安全装備を導入。 荷台サイズは従来通りの広さを確保しつつ、使い勝手を向上。キャビン内の居住性も改善され、運転のしやすさと快適性が向上しました。2018年にはマイナーチェンジを実施し、フロントマスクを中心にデザインを刷新。現在も軽トラックの定番モデルとして、商用車市場で高いシェアを維持しています。

特別仕様車・派生モデル

ハイゼットトラックは長年にわたり、数多くの特別仕様車や派生モデルが展開されてきました。ジャンボと呼ばれる3人乗りのワイドキャブモデルや、4WD仕様のクライマックスなどが代表的です。また農作業向けのスペシャル仕様や、保冷車・冷凍車などの架装車両も展開され、様々なニーズに対応してきました。 近年では環境性能を重視したエコカー仕様や、快適装備を充実させた上級グレードなども設定。実用車でありながら、時代のニーズに合わせた進化を続けています。