モデルの詳細情報
ヴェロッサの概要
ヴェロッサは、2001年7月から2004年7月まで生産された、トヨタのスポーティセダンです。マークⅡの姉妹車として開発され、若年層をターゲットにした斬新なスタイリングが特徴でした。
初代モデル(2001年-2004年)
ヴェロッサは1世代のみの展開となりました。ベースとなったマークⅡと同じFRプラットフォームを採用し、エンジンは1G-FE(2.0L)、1JZ-FSE(2.5L)、1JZ-GTE(2.5Lターボ)の3種類がラインナップされました。
特徴的なのは、フロントマスクのデザインで、4灯式のヘッドライトと大型グリルを組み合わせた斬新なスタイリングを採用。当時としては挑戦的なデザインで、賛否両論を呼びました。
グレード展開
主なグレードは以下の通りでした:
・VR25 (2.5L NA)
・V25 (2.5L NA)
・VR20 (2.0L NA)
・V20 (2.0L NA)
・VR25ターボ (2.5L ターボ)
最上級グレードのVR25ターボは、1JZ-GTEターボエンジンを搭載し、280psの最高出力を誇る高性能モデルとして人気を集めました。
特徴的な装備
当時としては先進的な装備を多数採用:
・DVDナビゲーションシステム
・本革シート(上級グレード)
・オートエアコン
・VSC(車両安定制御システム)
・TRC(トラクションコントロール)
生産終了と影響
2004年の生産終了後、直接の後継モデルは設定されませんでした。しかし、斬新なデザインと高性能を両立させた個性的なモデルとして、現在でも根強いファンを持つモデルとなっています。FR車の魅力とスポーティな走りを体現した車種として、日本の自動車史に独自の足跡を残しました。