モデルの詳細情報
初代エッセ(2005年-2011年)
ダイハツ エッセは、2005年12月に発売された軽自動車です。ミラの姉妹車として開発され、主に女性ユーザーをターゲットにした親しみやすいデザインが特徴でした。
フロントマスクは丸みを帯びた愛らしいデザインで、ヘッドライトは大きく丸い形状を採用。サイドビューもソフトな曲線を多用し、全体的にキュートなスタイリングに仕上げられました。
エンジンは660cc直列3気筒のKF型エンジンを搭載。NAモデルは54PS、ターボモデルは64PSを発生し、燃費性能も当時としては優れた水準でした。トランスミッションは4速ATまたは5速MTが設定されました。
グレード展開
グレードはD、L、Xの3種類を基本に、上級グレードとしてカスタムも用意。カスタムグレードではフロントグリルやバンパー、サイドシルなどにエアロパーツを装着し、スポーティな印象を演出しました。
また、特別仕様車として「プラス」「エコ」「VS」などを設定。特に「エコ」は、アイドリングストップ機構を搭載し、低燃費を実現しました。
装備・安全性
装備面では、オートエアコン、キーレスエントリー、電動格納ミラーなどを採用。安全装備として、デュアルSRSエアバッグやABSを設定し、軽自動車ながら充実した装備を実現しました。
2008年には一部改良を実施し、フロントグリルデザインの変更や、インテリアの質感向上などが図られました。
生産終了
2011年9月に生産終了となるまで、約6年にわたって販売され、手頃な価格と使いやすさで多くのユーザーから支持を得ました。後継モデルは設定されず、ミラ イースがその役割を引き継ぐ形となりました。
エッセは、ダイハツの軽自動車における女性向けモデルとして、独自の存在感を示した車種として評価されています。