ダイハツ テリオスキッド
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初代モデル (1998年-2012年)

テリオスキッドは、1998年10月にダイハツから発売された軽自動車SUVです。テリオスの軽自動車版として開発され、本格的な4WDシステムを採用したモデルとして注目を集めました。 ベース車両はムーヴをベースとしながら、専用設計のラダーフレームを採用し、本格的なオフロード性能を実現。エンジンは660cc直3ターボと自然吸気の2種類が用意され、トランスミッションは5速MTと4速ATから選択可能でした。

主要な特徴

・フルタイム4WDシステム ・デフロック機構の採用 ・最低地上高180mmの確保 ・専用ラダーフレーム ・独立懸架サスペンション

マイナーチェンジと進化

2000年8月には、フロントグリルやバンパーのデザインを変更する一回目のマイナーチェンジを実施。2002年1月には二回目のマイナーチェンジで、インテリアの質感向上や安全装備の充実が図られました。 2006年には、排出ガス規制対応のためエンジンを改良し、同時にインテリアの小変更も実施。その後も、安全装備の充実や内外装の微細な改良を重ねながら、2012年まで生産が継続されました。

特別仕様車

販売期間中、数々の特別仕様車が展開されました： ・カスタムX（2004年） ・アクティブフィールドエディション（2005年） ・クラシック（2008年） など、様々なバリエーションモデルで商品力を維持しました。

市場での評価

本格的な4WD機構を備えた軽自動車SUVとして、オフロード愛好家やアウトドア派から高い支持を得ました。特に、軽自動車でありながら本格的なオフロード性能を備えている点が高く評価され、発売から14年という長期にわたって生産が継続されました。 後継モデルは直接的には設定されませんでしたが、その精神は現在のキャストアクティバなどに受け継がれています。テリオスキッドは、軽自動車でありながら本格的なクロカン性能を追求した独自のポジションを確立し、日本の自動車史に特別な足跡を残したモデルとして評価されています。