スズキ ＭＲワゴン
買取相場・中古車の査定実績

初代MRワゴン（2001年-2006年）

2001年12月に発売された初代MRワゴンは、軽自動車の新しいジャンルを切り開いた先駆的モデルでした。MRとは「Mini Recreation（ミニレクリエーション）」の略で、軽自動車でありながら室内空間を最大限に活用した実用的な設計が特徴です。高いルーフラインと大きな開口部を持つスライドドアを採用し、乗り降りの利便性を高めました。エンジンは660cc直3エンジンを搭載し、NA車とターボ車をラインナップ。

2代目MRワゴン（2006年-2011年）

2006年1月にフルモデルチェンジを実施。デザインは初代の特徴を継承しながら、よりモダンでスタイリッシュな外観へと進化しました。室内は上質感が向上し、インパネシフトの採用でさらなる居住性の向上を実現。安全装備も充実し、全車に運転席・助手席エアバッグを標準装備。エンジンは引き続き660cc直3を搭載し、燃費性能も向上しました。

3代目MRワゴン（2011年-2016年）

2011年1月に登場した3代目は、丸みを帯びたデザインと大きなヘッドライトが特徴的なスタイリングを採用。室内は従来モデル以上の居住性を確保しながら、使い勝手の良さを追求。インテリアデザインも一新され、より洗練された雰囲気となりました。燃費性能も向上し、アイドリングストップシステムを採用したエコ仕様車も設定。安全面では、ESP（横滑り防止装置）を全車に標準装備するなど、装備の充実が図られました。

MRワゴンWit（2011年-2016年）

3代目MRワゴンをベースに、より個性的なスタイリングを施したバリエーションモデルとして、MRワゴンWitが同時展開されました。フロントマスクを大幅に変更し、丸型ヘッドライトと専用グリルを採用することで、レトロモダンな雰囲気を演出。内装も専用デザインとし、カラーバリエーションも豊富に用意されました。 2016年3月をもって生産終了となり、その役割を新型のスペーシアに引き継ぐ形となりました。MRワゴンは、軽自動車における室内空間の活用と使い勝手の良さを追求した先駆的モデルとして、スズキの軽自動車の歴史に大きな足跡を残しました。