初代ヒミコ (2008年-2018年)
2008年に発表された初代ヒミコは、マツダ ロードスター(NC型)をベースに開発された2人乗りオープンカーです。クラシカルなデザインと現代的な走行性能を融合させた独特のスタイリングが特徴で、フロントマスクには大型のクロームグリルとラウンドタイプのヘッドライトを採用。サイドビューではロングノーズ・ショートデッキの伝統的なプロポーションを持ち、リアエンドには縦長のテールランプを配置しています。
パワートレインには、ベース車両のMZR 2.0L 直列4気筒エンジン(最高出力167馬力)を搭載し、トランスミッションは6速MTまたは6速ATから選択可能でした。全長は4575mm、全幅は1770mmとベース車両から大幅に拡大されています。
後期型ヒミコ (2012年-2018年)
2012年にマイナーチェンジを実施し、フロントグリルのデザイン変更やLEDポジションランプの採用など、細部の改良が行われました。内装材の質感向上や、オプション装備の充実化も図られています。
新型ヒミコ (2018年-現在)
2018年に発売された現行モデルは、マツダ ロードスター(ND型)をベースに全面刷新されました。先代同様のクラシカルなデザインを継承しながら、より洗練されたスタイリングへと進化。フロントグリルは縦基調のデザインとなり、ヘッドライトはLEDを標準装備としています。
パワートレインは、SKYACTIV-G 1.5L(131馬力)または2.0L(184馬力)から選択可能で、トランスミッションは6速MTまたは6速ATを設定。車両寸法は全長4580mm、全幅1780mmとなっています。新開発のシャシーにより、先代以上の走行安定性と乗り心地を実現しました。
内装は本革シートを標準装備とし、専用デザインのメーターパネルやステアリングホイールを採用。最新の安全装備としてアドバンスド・スマート・シティ・ブレーキ・サポートやレーンディパーチャー・ワーニングなども搭載されています。