モデルの詳細情報
初代モデル(1962年-1970年)
初代カローラバンは、カローラシリーズの商用車として1962年に登場しました。当時の日本の経済成長を支える商用車として、実用性と経済性を重視して開発されました。エンジンは1100cc直列4気筒を搭載し、信頼性の高い設計で好評を博しました。
2代目モデル(1970年-1974年)
2代目は、乗用車カローラがモデルチェンジしたのに合わせて刷新されました。デザインは角型のモダンなスタイルとなり、積載性も向上。1200ccエンジンを搭載し、パワーアップと燃費向上を両立させました。
3代目モデル(1974年-1979年)
3代目では、オイルショックの影響を受け、より経済性を重視した設計となりました。外観デザインは直線的なスタイルを採用し、実用車としての性格を強調。室内の快適性も向上し、ドライバーへの配慮も充実しました。
4代目モデル(1979年-1987年)
4代目は、長期にわたって販売された人気モデルです。1300ccエンジンを主力とし、パワーと経済性のバランスが優れていました。インパネやシート等の内装品質が向上し、乗用車感覚で運転できる商用車として評価を得ました。
5代目以降のモデル(1987年-現在)
5代目以降は、カローラワゴンをベースとした商用モデルとして展開。1500ccエンジンの搭載や、安全装備の充実など、時代とともに進化を遂げています。近年は環境性能も重視され、ハイブリッドモデルも設定されるなど、商用車の枠を超えた進化を遂げています。
カローラバンは、日本の物流を支える商用車として、60年以上にわたって進化を続けてきました。実用性と経済性を基本としながら、時代のニーズに合わせて安全性や環境性能を高め、現代でも重要な商用車としての地位を確立しています。各世代で信頼性の高さが評価され、中古車市場でも人気の高いモデルとなっています。