モデルの詳細情報
初代セドリック(30型: 1960-1964)
日産初の本格的な乗用車として1960年に登場。オースチンの技術供与による設計で、2.0Lの直4エンジンを搭載。当時としては高級車の部類に位置し、タクシーとしても広く採用された。
2代目セドリック(130型: 1965-1971)
日産独自の設計による2代目モデル。スタイリッシュなデザインと快適な乗り心地で人気を博す。2.0L、2.3L、2.4Lと様々なエンジンバリエーションを展開。グロリアとプラットフォームを共有。
3代目セドリック(230型: 1971-1975)
直線基調のアメリカンスタイルを採用。2.6Lエンジンを新規搭載し、より高級感のある走りを実現。セダン、ワゴン、バンなど幅広いボディタイプを展開。
4代目セドリック(330型: 1975-1979)
オイルショックの影響を受け、燃費性能を重視した設計に。直6エンジンを採用し、より上質な走行性能を実現。高級車としてのブランドイメージを確立。
5代目セドリック(430型: 1979-1983)
角型4灯ヘッドライトを採用した重厚なデザイン。VGエンジンやターボエンジンを搭載したスポーティグレードも登場。電子制御技術を積極採用。
6代目セドリック(Y30型: 1983-1987)
空力性能を重視した丸みを帯びたデザインに一新。V6エンジンを新規採用し、高性能グレードも充実。電子制御サスペンションなど先進装備を搭載。
7代目セドリック(Y31型: 1987-1991)
直線基調の端正なデザインを採用。RB20型直6ターボエンジンを搭載したハイパフォーマンスモデルも展開。4WDシステムも設定。
8代目セドリック(Y32型: 1991-1995)
バブル期を反映した豪華な装備と洗練されたデザイン。V8エンジンを搭載したトップグレードを設定し、最高級車としての地位を確立。
9代目セドリック(Y33型: 1995-1999)
環境性能と快適性を両立した設計。VQエンジンシリーズを採用し、スムーズな走行性能を実現。安全装備も充実。
最終型セドリック(Y34型: 1999-2004)
最後のセドリックとなった10代目。VQエンジンをさらに改良し、快適性と動力性能を向上。2004年に生産終了し、フーガへと系譜を継承。約44年の歴史に幕を下ろした。
5代目 Y31型(1987年-1991年)
直線基調のシャープなスタイリングを採用し、VG30E型V6エンジンを搭載。高級車としての質感が一層向上し、グランツーリスモ・ウルティマなどの上級グレードが人気を集めました。
6代目 Y32型(1991年-1995年)
丸みを帯びたエアロダイナミックなデザインへと進化。VQ30DE型V6エンジンの採用により、性能と環境性能の両立を実現。ブロアムVIPやグランツーリスモSVが高級車市場で高い評価を得ました。
7代目 Y33型(1995年-1999年)
さらに洗練されたスタイリングと高級感のある室内空間を実現。VQ30DET型ターボエンジンを搭載したグランツーリスモは、高性能セダンとして注目を集めました。
8代目 Y34型(1999年-2004年)
セドリック最後のモデルとなった8代目。VQ25DD型やVQ30DD型の直噴エンジンを採用し、燃費性能と走行性能を両立。クラシカルで品格のあるデザインは、多くのファンから支持されました。2004年10月のマイナーチェンジを最後に、約50年の歴史に幕を下ろしました。