モデルの詳細情報
初代モデル(G50型:1989年-1996年)
日産の高級車ブランドインフィニティの旗艦セダンとして、1989年に北米市場で発売されたQ45。VH45DE型4.5L V8エンジンを搭載し、278馬力という当時としては圧倒的なパワーを誇りました。デザインは直線的でシンプルな造形を採用し、グリルにはインフィニティのエンブレムのみを配置した大胆なデザインが特徴でした。
2代目モデル(FGY33型:1996年-2001年)
2代目はより豪華で保守的なデザインへと進化。クロームメッキのグリルや丸みを帯びたボディラインなど、高級車としての風格が増しました。エンジンは4.1L V8(VH41DE型)となり、出力は266馬力。室内の質感も大幅に向上し、本革シートやウッドパネルなどの高級装備が充実しました。
3代目モデル(F50型:2001年-2006年)
最後となる3代目は、スポーティさと高級感を両立させたデザインを採用。VK45DE型4.5L V8エンジンは340馬力まで強化され、走行性能も大幅に向上。先進的な電子制御サスペンションや車両安定制御システムなど、最新テクノロジーを積極的に採用しました。
インフィニティQ45は、日産の技術力の粋を集めた高級フラッグシップセダンとして、特に北米市場で高い評価を得ました。3世代にわたり、V8エンジンによる強力な動力性能と、洗練された乗り心地を両立させた高級車として、インフィニティブランドの確立に大きく貢献しました。2006年のモデル終了後は、インフィニティM(後のQ70)がフラッグシップの座を引き継ぐこととなりました。