モデルの詳細情報
初代ガイア(1998年-2004年)
トヨタ ガイアは1998年5月に発売された7人乗りミニバンです。イプサムの姉妹車として開発され、主に若い家族をターゲットにした車種でした。2.0L直4エンジン(3S-FE型)を搭載し、FFまたは4WDを選択可能でした。
車名の「GAIA」は、ギリシャ神話の大地の女神に由来します。デザインは丸みを帯びたボディラインが特徴で、当時のトヨタのデザイン傾向を反映していました。
2000年マイナーチェンジ
2000年8月にマイナーチェンジを実施。フロントグリルやヘッドライトのデザインを変更し、より洗練された外観となりました。同時に2.0L直4エンジン(1AZ-FSE型)を新規採用し、低燃費と優れた動力性能を両立させました。
インテリアでは、オプティトロンメーターの採用や、オーディオ機能の充実など、装備面での向上が図られました。
主要装備と特徴
・3列シートのフレキシブルな座席アレンジ
・大容量ラゲッジスペース
・両側スライドドア(一部グレードで電動化)
・VSC(車両安定制御システム)
・デュアルSRSエアバッグ
・ABS(アンチロックブレーキシステム)
最終モデル(2004年)
2004年12月に生産終了。後継モデルは設定されず、同クラスのイプサムやノアへの統合が図られました。約6年半の生産期間で、コンパクトミニバン市場において独自の存在感を示しました。
ガイアは、使い勝手の良さと洗練されたスタイリング、信頼性の高さで多くのユーザーから支持を得ました。特に、2列目シートの使い勝手の良さや、乗り降りのしやすさは、同クラスの車種の中でも高い評価を受けていました。