モデルの詳細情報
トヨタ キャミの概要
トヨタ キャミは、1999年5月から2006年1月まで生産された小型SUVです。ダイハツ テリオスをベースに開発され、トヨタブランドとして販売されました。
初代モデル(1999年-2006年)
キャミは、コンパクトなボディサイズながら本格的な4WDシステムを採用し、街乗りから軽いオフロード走行まで対応できる汎用性の高いモデルとして登場しました。
エンジンには1.3L(K3-VE型)直列4気筒DOHCエンジンを搭載し、最高出力90PS、最大トルク12.2kg・mを発生。トランスミッションは5速マニュアルと4速オートマチックが用意されました。
駆動方式は、2WDと4WDを設定。4WDモデルには、センターデフロック機構付きのフルタイム4WDシステムを採用し、オフロード性能を確保しています。
主要グレード展開
グレードは、ベーシックなL、装備を充実させたCXの2グレードを基本に展開。内装は実用的な作りながら、当時としては珍しかったセンターメーターを採用し、個性的なデザインを実現しました。
マイナーチェンジ
2000年8月には、フロントグリルやバンパーのデザインを変更するマイナーチェンジを実施。同時に、メーカーオプションのナビゲーションシステムやバックモニターの設定も追加されました。
特別仕様車
販売期間中、「Q Limited」や「J Limited」などの特別仕様車も設定。専用のエクステリアパーツや内装色の採用により、商品性を向上させました。
生産終了
2006年1月に生産終了。後継モデルは設定されませんでしたが、コンパクトSUVというコンセプトは、後のトヨタ RAV4やC-HRなどに受け継がれています。
キャミは、コンパクトSUVの先駆け的存在として、実用性とオフロード性能を両立した車両として評価されました。現在でも、手頃な中古車として人気があり、特に4WDモデルは雪国での需要が高いモデルとなっています。