モデルの詳細情報
初代テラノ(WD21型:1986年-1995年)
日産初の本格SUVとして登場したテラノは、パスファインダーの日本仕様車として発売されました。3ドアと5ドアのボディタイプを用意し、当時人気だったRV系車両の需要に応えました。パワートレインは2.4L直4ガソリンエンジン(Z24i)と2.7Lディーゼルエンジン(TD27T)を搭載。本格的な4WDシステムと優れた走破性を備えていました。
2代目テラノ(R50型:1995年-2002年)
2代目モデルではボディサイズが大型化し、より高級感のある仕上がりとなりました。エクステリアデザインは丸みを帯びたスタイリッシュなものへと進化。パワートレインは3.0L V6ガソリンエンジン(VG30E)や2.7Lディーゼルエンジン(TD27Ti)などを搭載し、パワフルな走りを実現。室内空間も広くなり、快適性が向上しました。
3代目テラノ(R50型後期:2002年-2004年)
2代目のマイナーチェンジモデルとして登場。フロントグリルやヘッドライトのデザインを変更し、より洗練された外観となりました。パワートレインは3.2L直6ディーゼルエンジン(QD32ETi)を新たに追加。安全装備も充実し、ABS+EBD、デュアルエアバッグを標準装備としました。
テラノレグラス(JR50型:1996年-2002年)
テラノをベースに開発された派生モデル。ボディサイズを拡大し、8人乗りを実現した3列シートモデルとして展開。3.3L V6ガソリンエンジン(VG33E)や2.7Lディーゼルエンジン(TD27Ti)を搭載し、ファミリー向けSUVとして人気を集めました。
テラノ終焉と後継モデル
2004年の生産終了後、日本市場ではエクストレイルが事実上の後継モデルとなりました。海外では「テラノ」の名称が引き続き使用され、日産とルノーの提携後、ダチア・ダスターのOEMモデルとしてテラノの名称が復活。ただし、このモデルは日本では販売されていません。
テラノは日産の本格SUVとして、優れたオフロード性能と実用性を両立し、多くのファンを獲得。特に初代から2代目にかけては、SUVブームの火付け役となった車種の一つとして、日本の自動車史に大きな足跡を残しました。
初代テラノ(WD21型:1986年-1995年)
日産初の本格SUVとして登場した初代テラノは、パスファインダーの日本仕様車として発売されました。3ドアと5ドアボディを設定し、直列4気筒2.4L、V6 3.0Lのガソリンエンジンを搭載。パートタイム4WDシステムを採用し、本格的なオフロード性能を備えていました。
2代目テラノ(R50型:1995年-2002年)
2代目モデルはさらに高級化が図られ、快適性が向上。V6 3.2Lディーゼルターボエンジンや3.3Lガソリンエンジンを搭載し、オンロード性能も大幅に改善されました。内外装のクオリティも向上し、高級SUVとしての地位を確立しました。
テラノレグラス(R50型:1996年-2002年)
テラノをベースに、より乗用車寄りにアレンジしたモデル。3列シートを標準装備し、ファミリー向けSUVとして展開。2.7Lディーゼルターボや3.3Lガソリンエンジンを搭載し、快適な乗り心地と実用性を両立させました。
3代目テラノ(R51型:2002年-2007年)
最後のテラノとなった3代目は、パスファインダーとの一体開発により、さらなる高級化と快適性の向上を実現。4.0L V6エンジンを搭載し、本格的なラダーフレーム構造を維持しながら、乗り心地と操縦性を大幅に改善。しかし日本では2007年に販売を終了し、その後はムラーノやエクストレイルがSUVラインナップの中心となっていきました。