初代テラノレグラス(1996年-2002年)
1996年に登場した初代テラノレグラスは、日産テラノをベースに高級化を図ったSUVモデルとして開発されました。外装デザインは丸みを帯びた洗練されたスタイルを採用し、内装も本革シートやウッドパネルを採用するなど上質な仕上がりとなっています。
エンジンは3.3L V6ガソリンエンジン(VG33E型)を搭載し、最高出力170PSを発生。4WDシステムには、パートタイム4WDとフルタイム4WDの2種類が用意されました。サスペンションは、フロントにダブルウィッシュボーン、リアに5リンク式コイルスプリングを採用し、乗り心地と操縦安定性を両立させています。
マイナーチェンジ(1999年)
1999年のマイナーチェンジでは、フロントグリルやバンパーのデザインを変更し、より洗練された外観となりました。内装も一部改良され、オーディオシステムの強化やインテリアパネルの質感向上が図られました。
特別仕様車
販売期間中、複数の特別仕様車が設定されました。代表的なものとして「アルティメット」「グランロード」などがあり、専用装備や内外装の特別な仕様で差別化を図りました。
生産終了と後継モデル
2002年に生産終了となり、実質的な後継モデルとしてムラーノが登場しました。テラノレグラスは、本格的なオフロード性能と高級感を両立させた先進的なSUVとして、日本の自動車市場に新しい価値を提供しました。
主要装備と特徴
標準装備として、ABS、デュアルエアバッグ、オートエアコン、パワーステアリング、集中ドアロックなどを完備。上級グレードでは、本革シート、電動サンルーフ、純正ナビゲーションシステムなどが用意されました。サスペンションには乗り心地を重視したセッティングが施され、オンロード走行での快適性を重視しながらも、オフロード走破性も確保されていました。