2.0T4(1995年式)の統計情報
最小価格: 2 万円 (走行距離: 8.0万km)
最大価格: 24 万円 (走行距離: 8.0万km)
平均価格: 13.0 万円 (平均走行距離: 8.0万km)
モデルの詳細情報
初代プリメーラ(P10型:1990年-1995年)
日産が1990年に発売した4ドアセダンおよび5ドアハッチバックモデル。欧州市場を意識して開発され、BMWやアウディといった欧州高級車に対抗できる走行性能を目指しました。マルチリンク式サスペンションを採用し、優れたハンドリング性能を実現。エンジンはSR20DEを中心に、2.0L直4エンジンを搭載。スポーティーなGT仕様も設定されました。
2代目プリメーラ(P11型:1995年-2001年)
デザインを一新しつつ、初代の優れた走行性能をさらに進化させた2代目モデル。ボディサイズを拡大し、居住性も向上。エンジンラインナップはSR20DEに加え、新開発のNEO Di(直噴)エンジンを追加。4WDモデルも設定され、より幅広いニーズに対応。インフィニティG20として北米でも販売され、高い評価を得ました。
3代目プリメーラ(P12型:2001年-2007年)
大胆なデザイン変更を行い、独特の個性的なスタイリングを採用した最終モデル。室内では8インチ液晶ディスプレイを採用したN-FORMATIONシステムを搭載し、先進的な装備を充実。エンジンは2.0L、2.5L、そしてディーゼルエンジンをラインナップ。欧州では高い人気を得ましたが、日本市場では個性的すぎるデザインが受け入れられず、2007年に生産終了となりました。
プリメーラの特徴と評価
プリメーラは、日産が欧州市場で成功を収めた重要モデルの一つです。特に初代と2代目モデルは、優れた走行性能とバランスの取れたパッケージングで、欧州の自動車メディアから高い評価を獲得。マルチリンクサスペンションによる安定した走行性能は、同クラスの欧州車と比較しても遜色のないレベルでした。
一方で3代目モデルは、デザイン面での冒険的なアプローチが功を奏さず、特に日本市場での評価が低迷。しかし、技術面では先進的な装備を積極採用し、安全性能も高く評価されました。プリメーラは日産の技術力の高さを示す車種として、自動車史に重要な足跡を残しています。