モデルの詳細情報
初代セルシオ (UCF10型/UCF11型: 1989年-1994年)
トヨタの最高級セダンとして1989年に登場したセルシオ。レクサスブランドのLS400としても展開され、世界市場で高い評価を獲得しました。4.0L V型8気筒エンジン(1UZ-FE型)を搭載し、静粛性と乗り心地の高さが特徴でした。
2代目セルシオ (UCF20型/UCF21型: 1994年-2000年)
初代の成功を受け継ぎ、さらなる高級感と快適性を追求。エアサスペンションの採用や、衝突安全性能の向上など、技術面での進化が図られました。VVT-i搭載による4.0L V8エンジンのパワーアップも実現。室内空間も広くなり、後席の快適性も向上しました。
3代目セルシオ (UCF30型: 2000年-2006年)
最後のセルシオとなった3代目は、先進技術の結集により、さらなる進化を遂げました。プリクラッシュセーフティシステムやレーダークルーズコントロールなど、現代の先進安全装備の先駆けとなる技術を採用。エンジンは4.3L V8(3UZ-FE型)となり、より力強い走りを実現しました。
インテリアは最高級材を贅沢に使用し、リアシートにはオットマン機能付きパワーシートを採用するなど、ラグジュアリーセダンとしての完成度を極めました。
2006年に生産終了となり、後継車種としてレクサスブランドのLSシリーズに統合されることとなりました。17年にわたる歴史の中で、日本の最高級車の代名詞として、多くのファンを魅了し続けたモデルとして記憶に残っています。
各世代を通じて、トヨタの技術力の粋を集めた最高級フラッグシップセダンとしての地位を確立し、日本の自動車産業の技術力の高さを世界に示した車種として、自動車史に大きな足跡を残しました。