モデルの詳細情報
初代デュエット(1998年-2004年)
トヨタ デュエットは、ダイハツ・ストーリアをベースに開発された小型乗用車です。1998年9月に発売開始され、トヨタ店とトヨペット店で販売されました。
ボディサイズは全長3,660mm、全幅1,600mm、全高1,520mmとコンパクトながら、室内空間は効率的に確保されていました。エンジンは1.0L(EJ-VE/EJ-DE)と1.3L(K3-VE)の2種類が用意され、トランスミッションは4速ATと5速MTから選択可能でした。
マイナーチェンジ(2001年)
2001年12月にマイナーチェンジを実施。フロントグリルやバンパーのデザインが変更され、より洗練された外観となりました。内装も一部改良され、使い勝手が向上。安全装備も充実し、ABSやデュアルエアバッグが全車に標準装備されました。
特別仕様車
販売期間中、以下のような特別仕様車が発売されました:
- スタイリッシュパッケージ
- エアロスポーツパッケージ
- セレクション
これらの特別仕様車では、専用のエアロパーツや内装色、アルミホイールなどが採用されました。
生産終了
2004年5月に生産が終了。後継モデルは設定されず、トヨタのコンパクトカーラインナップはヴィッツ(現ヤリス)が担うことになりました。
デュエットは、ダイハツとトヨタの協業による初期の成功例として、その後の両社の関係強化につながる重要なモデルとなりました。コンパクトながら使い勝手の良さと経済性を両立した車として、特に都市部での使用に適していたことから、多くのユーザーに支持されました。