初代レクサス RC(2014年-現行)
レクサス RCは、2014年に発売されたレクサスブランドの2ドアクーペモデルです。RCの「R」は「Radical(革新的)」を、「C」は「Coupe(クーペ)」を表しています。ISをベースに開発され、スポーティな走りと優雅さを兼ね備えた高級クーペとして位置づけられています。
主要モデルの変遷
発売当初のラインナップは、RC350とRC F SPORTが設定されました。RC350は3.5L V6エンジンを搭載し、315馬力を発揮。2015年には高性能版のRC Fが追加され、5.0L V8エンジンによる477馬力という圧倒的なパワーを実現しました。
2018年にはマイナーチェンジを実施。フロントバンパーやLEDヘッドランプのデザインを刷新し、より洗練された外観となりました。内装も高級感が向上し、新世代のタッチパッドインターフェースを採用しています。
特徴的な装備と技術
RCシリーズには、レクサスの先進安全技術パッケージ「Lexus Safety System+」が標準装備され、プリクラッシュセーフティシステムやレーダークルーズコントロール、レーンディパーチャーアラートなどが含まれています。
また、F SPORTグレードには、アダプティブバリアブルサスペンション(AVS)やLFA譲りのデジタルメーターなど、スポーティな装備が充実。RC Fモデルには、トルクベクタリングディファレンシャルやカーボン製パーツなど、サーキット走行も想定した本格的な機能が搭載されています。
現行モデル(2023年時点)
現行のRCは、レクサスの新しいデザイン言語「L-finesse」を体現し、スピンドルグリルや立体的なボディラインにより、存在感のある外観を特徴としています。パワートレインは、RC300h(2.5Lハイブリッド)、RC350(3.5L V6)、RC F(5.0L V8)が用意され、多様なニーズに対応しています。
インテリアは上質な素材使いと職人技による仕上げにより、クーペならではの特別感を演出。10.3インチの大型ディスプレイやマークレビンソンプレミアムサウンドシステムなど、最新のインフォテインメント機能も充実しています。