モデルの詳細情報
初代モデル(2001年-2007年)
トヨタ アリオンは2001年12月に発売された4ドアセダンです。カローラとカムリの中間に位置する車種として登場し、プレミオと兄弟車の関係にありました。エクステリアデザインは都会的でスタイリッシュな印象を与え、特にフロントグリルとヘッドライトの一体感のあるデザインが特徴的でした。
パワートレインは1.5L、1.8L、2.0Lの3種類のガソリンエンジンをラインナップ。CVTとの組み合わせにより、スムーズな走行性能と優れた燃費性能を実現しました。
2代目モデル(2007年-2016年)
2007年6月にフルモデルチェンジを実施。エクステリアデザインは初代よりもさらに洗練され、流麗なボディラインと大型グリルにより高級感を演出しました。室内空間も広くなり、後席の居住性が向上。高品質な内装材の採用により、上質な室内環境を実現しています。
エンジンラインナップは1.5L、1.8L、2.0Lを継続して設定。新開発のValvematic機構を搭載した2.0Lエンジンの追加により、動力性能と環境性能の両立を図りました。また、一部グレードに4WDも設定されました。
3代目モデル(2016年-2020年)
2016年のマイナーチェンジでは、フロントマスクを中心としたデザイン変更を実施。LEDヘッドランプの採用やフロントグリルのデザイン変更により、より先進的な印象となりました。
安全装備面では、Toyota Safety Senseを標準装備化。衝突回避支援パッケージとして、プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームなどを搭載し、安全性能が大幅に向上しました。
2020年3月に生産終了となり、約19年の歴史に幕を下ろしました。セダン市場の縮小と、SUVの人気拡大を受けての決断でしたが、トヨタの中型セダンとして、多くのユーザーに支持された車種として記憶に残っています。