モデルの詳細情報
初代モデル(1951-1959)
日産サファリの前身となる4WDトラック「パトロール」として1951年に登場。当時の日本では珍しい本格的な4WDモデルとして、主に官公庁や自衛隊向けに販売されました。
2代目(160型:1960-1979)
1960年に発売された2代目は、民間向けにも本格展開。4.0L直6エンジンを搭載し、優れた悪路走破性と信頼性で評価を得ました。後期モデルではディーゼルエンジンも設定され、商用車としても活躍しました。
3代目(W160/260型:1980-1987)
1980年に発売された3代目からは「サファリ」の車名を正式採用。快適性が大幅に向上し、レジャー用途でも使いやすい設計となりました。2.8Lディーゼルターボや3.0Lガソリンエンジンを搭載し、本格SUVとしての性能を確立しました。
4代目(Y60型:1987-1997)
1987年デビューの4代目は、コイルスプリングサスペンションを採用し乗り心地を改善。高級SUVとしての性格を強め、室内装備も充実。4.2Lディーゼルターボや4.5Lガソリンエンジンなど、パワフルなエンジンラインナップを揃えました。
5代目(Y61型:1997-2016)
1997年に登場した5代目は、SUVブームの中で更なる高級化を実現。車体剛性の向上と最新の電子制御4WDシステムの採用により、オンロード性能とオフロード性能を両立。3.0Lディーゼルターボや4.8Lガソリンエンジンを搭載し、国内外で人気を博しました。
2016年に日本国内での販売は終了しましたが、中東などの地域では「パトロール」として販売が継続。タフな4WD車として、65年以上にわたり世界中で愛用されてきた歴史あるモデルです。特に中東地域では、砂漠地帯での高い走破性と耐久性が評価され、今なお高い人気を誇っています。